ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(44)が、テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」の本番中にスマートフォンを操作していたことに対する批判に反論した。
ニュースそのものは他愛のないことである。いまやテレビに出ていてもパソコンやスマホなんてふつうにイジっているだろうに。テレビカメラの前ではみんなニコニコとしていないといけないのだろうか。そんな時代じゃ…という気もするが。
だがじつは本題はそこではない。たとえば2ちゃんねるなんかに顕著なのだが、ホリエモンにたいして、さいきんでは同性とセックスしたことを匿名であげつらうニンゲンが増えた。
たしかにホリエモンは、女装をしている男性と関係があったらしい。肉体関係があったことを相手も告白している。けれども匿名のニンゲンが束になって攻撃するようなことかというハナシだ。
どうせ実社会では、同性愛にたいして理解あるフリをしているのだろうに。衆目環視のところでは笑いのネタにはしないに決まっているのだ。だったら別にネット上でも、わざわざ匿名でからかうようなことを書かなければいいのにってコトなのだが。
まあしかしコトは単純ではないのだろう。やはりニンゲンの深層には、同性愛は悪であるという心理がある。しかし理性というのもニンゲンひとりひとりにはある。だから個人ではいまの時代、なかなか同性愛にたいする敵愾心みたいのは出すことはできない。
アメリカ社会における白人の黒人差別みたいなものだ。クー・クラックス・クランみたいに、白装束に白覆面をつけて正体をわからなくすることで、暴徒にもなれる。2ちゃんねるの匿名での同性愛攻撃や揶揄の書き込みも、これに似ている。
”不愉快だったらみなきゃいい”っていうヒトもいるが、いまの世の中それがあまりにも流通しすぎてだ、本音がひきこもり状態になっているのだみんな。どこかで物議を醸さねばいかんのだ。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。