オッサンなので、意表をついて「よっこいしょういち」とコトバに出すことがある。いがいとオバアサンに好評だ。オッサンだけど「よっこいしょういち」なんていわねえぞという方は、謝るので許してほしい。床にすりつけるオデコならたくさんあるので。
横井庄一さんは、終戦当時グアムに軍曹だったヒトで、昭和47年までジャングルでサバイバル生活をしていた。ちなみに軍曹というのは、24ある階級の下から6番目にあたる。
あれは通っていた学校の先生だっただろうか。横井さんの2年後に帰還した小野田さんは最後まで戦い続けて立派だったけれども、それにくらべて横井さんは逃げつづけたみたいなコトを言っていた。
当時は「ふうんそうなんだ」なんて思っていたけれども、いまとなると、横井さんはヒトを殺さなかったわけだし、それはそれで立派じゃないかと感じるのだ。逃げて誰かに迷惑をかけたわけでもないのだから。
ちなみに横井さんのいたジャングル、実はすぐ近くに戦後建てられたマンションなどがあったとか。なんという皮肉であろう。でも機織り機や魚をとる網などを自作するなんて、すごいとしかいいようがない。
横井さんは平成9年に亡くなられたが、奥様はご健在でいまも名古屋に暮らしているそうだ。そしてそこには横井庄一記念館というのがあるのだとか。いちど行ってみたいものだ。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。