湘南というのも定義がむずかしいというか、それぞれのニンゲンが都合のいい解釈で使っているという感がある。千葉出身で藤沢市在住の者からいわせてもらえば、湘南に属する地域というのは、相模湾に面するいまいちパッとしない地域である。
藤沢しかり、茅ヶ崎しかり、平塚しかり。大磯はまあロングビーチがあるからちょっとパッとしているけど。そういう意味では鎌倉とか逗子とか葉山のあたりは湘南とはいわない。
しかし、実際に生活してみると、漠然とした憧れやイメージではわからない、海と街が共存する地域特有の苦労も多いそうだ。地元住民たちの声や不動産関係者の証言から、リアルな湘南暮らしの実態を探ってみた。
いわせてもらえば、この記事を書いた記者の”湘南”というのは、日本全国の海辺全部じゃないのかと。塩害で自転車が錆だらけとか海鳥のフンでベランダがとか、どこの海辺でもおなじであろうそんなものは。
そもそも海辺なんてヒトが住むようなところではない。仕事するならまだしも。ちょっと行けば海があるぐらいのところに住むのでいいのだ。それもどこの地域もおなじである。
ようは人気のある場所である”湘南”というコトバを出して人目を引きたいだけだろってハナシなのである。だいたい海のそばに暮らすってそんなに魅力があるのだろうか。疑問だ。
さいごに藤沢に住んでいて、なにが問題かといえば、横須賀やら厚木やらから飛んでくる軍用機の騒音である。暴走族なんて軍用機ほどの回数はこないのだ。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続くかぎり、僕は君の傍にいる。