KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

むかしから年寄りくさかったラジオ局【ラジオ日本】

 野毛山公園に行ってきた。野毛山公園には展望台があって、横浜ランドマークタワー方面を向くと、すぐそこにラジオ日本の無線基地がみえる。むかしはラジオ関東という名前で、無線基地のあったこの場所に放送局があった。

 

 

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 中高生だったころ、深夜番組を中心にラジオはよくラジオを聴いていたが、ラジオ日本というと、ほかのAM3局(TBSラジオ・文化放送・ニッポン放送)にくらべ、電波が弱く(実際に送信出力は3局の半分)、年寄りくさいという印象があった。

 開局当初は「洋楽のラジ関」と呼ばれていたそうだが、昭和50年代に「ラジオ日本ジャイアンツナイター」がはじまったころから、若者向けの番組を敵視していたワンマン社長の意向で大幅に削減。平成以降完全に排除された。

 そして若者向けの番組に変わって登場したのが、政治色の強い論説番組や、演歌番組で、それが原因で聴取率が落ちて、スポンサーも離れていき、経営状態も一時悪化していったようだ。

 のちにワンマン社長が解任されてからは、若者向けの番組も増えたのだが、いまでも演歌の番組は多い。いまや夏木ゆたかの声が聴けるのは、ラジオ日本ぐらいではないか。番組名は「夏木ゆたかのホット歌謡曲」。ゆたかは昔からいまもまったくブレず。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。