KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

”価値観”というのは衣食住で如実に表れる【TBSドラマ「カルテット」】

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 「カルテット」今クール観ているドラマのひとつなのだが、今週の第6回において夫婦における互いの価値観がテーマとして語られていた。そして劇中こんなセリフがあった。

  「人って価値観が合うか、器が広いかどっちかないときついでしょ」

 ”どっちか”というより”どっちも”ないとダメだ。最初からどっちも高いレベルというのは無理だけれども、時間をかけてゆっくりにでも、お互いが熟成させていかなければならない。

 

 己の価値観を大事にしつつ、相手の価値観も尊重するというかんじか。そのふたつをうまくすり合わせて、いっしょに暮らしていかなければならない。しょせんは他人同士なのだから。

 

 ところでいったい価値観ってなんなのだろう。いうなれば大切にしているものなのだろうが、その大切にしているものってなんなのだろうか。夫婦間の価値観というハナシで思い出されるのが、イチローと弓子さん夫妻だ。

 



 なんかこんなハナシをNHKのプロフェッショナル仕事の流儀でむかし言っていたなと思い出した。それで動画を探したら、ちょうどあった。この動画でイチローは食べ物に対する嗜好を、価値観ではなく趣味の方にカテゴライズしている。

 だが食べ物の嗜好は趣味ではなく価値観ではないだろうか。この当時イチローは、朝食兼昼食に7年間毎食、弓子さん手作りのカレーを食べていた。これはまさにイチローの価値観の表れだ。

 これにたいして弓子さんが野菜を食べなきゃダメだといって無理やり食わせようとしたら、きっと夫婦生活はうまくいかないだろう。ただうまいこと野菜を溶け込ませたりと工夫はしていたわけだ。うまいことすり合わせている例といえるだろう。

 またイチローはファッションセンスも独特なヒトで、いろんな変わったTシャツを身に着けている。これもおそらく弓子さんは口出ししていないのだろう。”住”についてはわからないが、これはちがう有名人を例に、次の記事で書く。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。