前衛アングラ芸人・きぐるいツネちゃん(明智半平太)のブログ「昭和50年代少年のKOTOBASM」

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

世界はボクらを待っている【ザ・タイガース】







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 映画館に行くと、本編がはじまる前にいくつかの予告編が上映される。それはいまもむかしも変わらない。ただむかしは、娯楽が今より少ないこともあって、映画はいまより存在感があり多くの作品が作られていたようだ。

  そうなるとやはり玉石混交いろんな作品が入り混じるということでもある。1960年代に上映された「世界はボクらを待っている」も当時のグループサウンズ人気をうけて作られた作品であり、挿入歌を歌うシーンが多くの部分を占めている。



 まあしかし予告編をみる限りではどんな内容なのかまったく予想できない。”王女を守って大奮闘””騎士道タイガース””食欲のタイガース””脱出作戦タイガース”いったいどんな作品なのだろうか。

アンドロメダ星の王女シルビイは、婚約者であるナルシス殿下との結婚が悩みの種。従者のベスとヘラクレスを従え憂さ晴らしに宇宙船でドライブを楽しんでいた。興味を持った地球へ向かう途中でザ・タイガースの演奏に影響され、日本の砂浜に不時着してしまう。
(中略)
会場のメンバーたちは宇宙船にいるジュリーと「シーサイド・バウンド」を必死に演奏すると、会場内外の人々が「ゴー・バウンド!」と大合唱する。コンサートの大音響は宇宙船にも届き、またも制御を失ってしまった。シルビイはジュリーを独占することを諦めて、地球へ帰す。ジュリーが戻ったザ・タイガースはアンドロメダ星へ帰って行く彼女のために、新曲「銀河のロマンス」を捧げるように演奏するのだった。


 あらすじを読んでもまったく予想がつかない。どうもSFコメディらしいのだが。ストーリーよりは、タイガースの演奏がメインなのであろう。当時の女の子たちは、きっと熱中したにちがいない。

 ひとつだけいえるのは、メンバーのなかでいちばんブサイクで、予告編で「おい待ってくれよ」といっている彼が、のちに日本アカデミー賞主演男優賞をとるとは、当時の女の子たちは夢にもおもわなかっただろうということだ。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。