続・ひとり暮らしだけれども焼肉を腹いっぱい食べたい【さあ”一人焼肉食べ放題”の世界へ】

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 そもそもなぜ焼肉食べ放題のハナシをしようと思ったのか。仕事にいくのにバイクで通勤しているのだが、信号待ちをしているときに、ふと横をみたら、「すたみな太郎」の看板をみかけたからだった。

 

 子どもの時分、うちはそんなに裕福な家庭ではなかったが、外食にはよく連れていってもらった。よく行ったお店のひとつが、すたみな太郎だった。その当時は両親と年子の弟と6歳下の妹がいた。

 

 あのころから30年以上のときが経った。40も半ばに近づいて、いまも戸籍上ひとり身で、両親も離婚し、弟も亡くしてしまったいま、歳をとるというのは、こういうことなのだなとあらためて思い知らされたのであった。

 

 ただそんなに悲壮感というのはなくて、信号待ちしながら、いまここでこのデブでハゲのおっさんが、家族連れや友だちグループでにぎわう店内にひとりでいきなりやってきたら、絵ヅラとしておもしろいのではないかなと思いついたのだった。

 

 あれである。梶井基次郎の小説「檸檬」の世界である。”檸檬”って漢字で書けないくせしてそうなのである。自分自身が檸檬になって、食べに食べまくって皿を重ねたあと爆発するのだ。信号が青に変わった。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。