孤独と孤独感(プロローグ)

 

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)

 

 

 

 じつはそれなりに本は読んでいるのだけれども、ブログの記事にはできないでいた。”書評”などというけれども、評するというのは、じつにハードルが高い。ぶっちゃけ、自分が才能もないのに、なにさまだという話なのである。

 

 なのでこれからは、読んだ本と己の生きざまを照らし合わせて、なにを考えさせられたのかというのを記録していきたい。まずこの本の出会いだが、近所のショッピングモールの書店でぶらぶらと文庫本を眺めていたら偶然に目が止まった。

 

 本を買う理由って、自分の場合いつもこんな感じだ。目が止まってパラパラとページをめくって、なんだか面白そうだなと思って買う。じっさいにこの方法で購入して後悔したことはまずない。

 

 この本は別に、一つのコーナーに平積みされていたわけではない。ふつうの棚に並べられていただけ。ただ背表題のコトバに目がいった。「行かずに死ねるか」とこれだけでは一見するとどのような内容なのかわからないが。

 

 椎名誠先生は解説のなかで、この題名にたいして苦言をのべていたが、じぶんはインパクトがあって、なかなかいいとおもう。あんたの”死ねるか”はどれほどのものか、みせてもらおうじゃないかという気になる。

 

 そして題名の下に副題として”世界9万5000㎞自転車ひとり旅”とある。なんという孤独な旅であろう。自転車とはいえ、走行も修理も自分の力だけが頼りだ。じぶんが40数年生きてきて失いつつある”フロンティアスピリッツ”がそこにはあった。

 

 次回につづく。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。