今月はじめごろに、東芝が来年の3月、フジテレビのサザエさんのCMスポンサーを降板する方向へというニュースが報じられた。もう家電事業も売却しているし、いつかはその日がくるだろうなと予想していたが。48年もやっていたのか。
サザエさんは開始からしばらく、東芝の一社提供であった。自分が大人になって、みないうちに、いつのまにか複数のスポンサーがつくようになっていた。調べたら1998年からだという。それにともないオープニングも変容していった。
48年という時はどれだけ長いのか。ちなみにサザエさんのはじまった翌々日に、プロ野球界では”黒い霧事件”が発覚。前日にあの伝説の番組”8時だよ!全員集合”がはじまっている。この年のヒット曲は”ブルーライトヨコハマ”だ。
だいたい当時のアニメのオープニングからして「カラーでお送りいたします」などといっているのが時代を感じさせるではないか。むかしの東芝のロゴがこれまた懐かしい。
ネットをみていると、もうサザエさんなんてオワコンとかいうニンゲンがいるが、マンネリといわれるまで継続するのは並大抵のことではない。じゃあとってかわれるコンテンツが作れるのかというハナシである。
古いものを壊して、鼻くそホジっているだけのヤツとクレーマーが多いから、世の中がオモシロくなくなるのだ。作り手だけの問題じゃない。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。