あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。けどやはりどうも年末年始が仕事だと気分が盛り上がらないのだよ。なのでせめて子どものころの正月を思い出して記事を書いてみようか。
昭和50年代前半のころっていうのは、いまみたいにコンビニエンスストアがそこらへんにあるわけではなかったんだ。スーパーマーケットだってふつうに正月は休みだった。
だから正月三が日というのは、毎食お雑煮を食べて、おせちを突っついてなんてやっていてね。正月ぐらいお母さんもラクしなきゃということで、おせちは3日間食べられるようになっている。
でも最後のほうになってくると飽きるというか、地味なものしか残らなくなるのさ。ハムや栗きんとんなんてとっくにない。あるのは田作り。とにかく田作り。でも当時は外食しようにも、飲食店もやっているところは限られている。まだファミリーレストランだってそんなには無かったしね。
こういうときに買い置きのレトルトカレーが重宝するんだよ。っていうのはきっとテレビコマーシャルの刷りつけだね。いまもそうだけど、ハウス食品のコマーシャルの量はハンパじゃない。
それにしても”おせちもいいけどカレーもね”というコピーをかんがえたヒトはすごいよ。”おせちもいいけど”っていう謙虚な姿勢は、頑固オヤジのかたくなな心すらも、やさしくほどいていったのではないかな。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。