KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

この番組を観て大人になったといっても過言ではない

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 それぐらい影響を受けまくった番組があるんだ。それがテレビ朝日で夜10時に月曜から金曜まで放送されていた「ニュースステーション」でね。中高生のころは、ほぼ毎日観ていたとおもう。

 

  中高生のころだと一応自分専用のテレビジョンがあって、学校も正直マジメには行ってなかったものだから、ある意味でこれぐらいの世の流れぐらいは把握しときなさいみたいな”通信教育”の役割をニュースステーションははたしていたのだね。

 

 

 最初の番組におけるコンセプトが「中学生でもわかるニュース」ということだったのだけれども、放送が開始された1985年、僕は中学1年生だったから、なにか運命めいたものがあったのかもしれない。

 

 当初はニュースもスタジオからではなく、報道センターから伝えられていたのね。バラエティ色が強かった。ちょうどこの年に終わった「TVスクランブル」の延長線っぽいよね。さしずめ若林正人さんが横山のやっさんポジションってところか。

 

 見返してみるとなんとなく、後年の久米さんと若林さんの関係悪化の兆候が第一回からあったんだなあっていうのがわかるね。みるからに、かみ合わなさそうだもの。いつのまにか若林さんも、外回りのリポーターになってしまったね。

 

 1986年のフィリピンのエドゥサ革命も、1988年の近鉄×ロッテ10.19もおもえばこの番組のおかげで、その光景がいまだに脳裏に焼きついているんだ。どっちも決定的な瞬間をニュースステーションはとらえていたからね。

 

  あ、あと松たか子が喫煙者だってバラしたのもニュースステーションだったね(笑)。いまも好きだけど、僕にとってのその好きがピークだった頃ね。あれはなにかこう彼女の人間的部分をかいま見られてよかったなあ。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。