KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

北海道は”異国”

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 なんていうことを書くとちょっとした誤解を招くおそれがあるが、あくまで排他的な意味ではないので、お許しいただきたい。前回ふりかけの「旅行の友」について書いたが、ブックマークにこのようなコメントがあった。

  

旅行の友 - 明智半平太(川崎常喜)official BLOG「ハードボイル道」

ふりかけうまい!炭水化物は美味いっすよね。旅行の友はじめてみました。北海道ではみたことないふりかけです。

2018/03/08 22:04

 

 おそらく北海道では売っていないとおもう。「旅行の友」は広島の田中食品という会社が作っている。じつはあまり関東でもみかけない。ましてや北海道ならなおさらだろうとおもったのだ。

 

 まだ関東だから中国地方とは陸続きなので、ここ藤沢で幸いにも買うことができるが、津軽海峡をわたってまで「旅行の友」が行くかというとはなはだ疑問だ。そのようなことでなにが”旅行の友”だというツッコミは置いておくが。

 

 だいたいだ。ほんの30年前まで(ほんとうにちょうど30年前だ!)北海道と本州のあいだには青函連絡船が運行していたのだ。北海道の牙城を崩すのは、ふりかけにとって容易なことではない。もうガッチガチに北海道の食文化は堅牢になっている。

 

 いくらいまや鉄道が開通しようとも、もはやコカ・コーラにはガラナは倒せまい。北海道は網走と函館と2回行ったことがあるが、北海道で飲むガラナはゲッキレツにうまいのだ。

 

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 なので旅行の友が容易に入っていけるのは、いろんな地方のヒトビトが集まり、食に関してそれなりに包容力のある関東地方までのような気がするのだ。関東は脇が甘いのである。

 

 北海道でもし旅行の友が売っていたら謝る。あと東北でも売っていたら謝りたい。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。