【あらすじ】
アスファルトやコンクリートのスキマに生える小さな草花たち。なんでわざわざ窮屈そうなところに生えるのか?NHKEテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」を観た感想をメモ書きにする。
たしかに道をあるいているとよくみかける。でもなぜそのようなところに生えるのかなどとは考えたこともなかった。じぶんのなかではただの雑草。たくましいなあぐらいのイメージしかなかった。
そもそも先帝陛下の昭和天皇もおっしゃられていたことだが、雑草などという草はなくて、それぞれに名前もついている。番組を観ていて名前を聞くたんびに、ふだん私はほんとうに惰性で歩いていたのだなあと感じさせられるのであった。
なぜ植物はアスファルトやコンクリートのすきまに生えるのか。ひとつめの理由としては、まずすき間で光をひとりじめできるからということだ。一見自然豊かな森の方が植物も生存競争がはげしい。
背の高い木が伸びようものなら、光をさえぎって背の低い植物まで行き届かない。一方で街のアスファルトなどのすき間ならば、邪魔する存在はいないから、光合成も容易にできるというわけだ。なにかニンゲンの生き方に通じるものがある。
それだけではなく、アスファルトのすき間であれば水分もたっぷりであるし、ひっこぬかれにくくもなる。窮屈そうにもみえるが、じつはあのアスファルトのすき間は植物そのものの力でひろげられる。植物はほんとうにたくましいのであった。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。