前衛アングラ芸人・きぐるいツネちゃん(明智半平太)のブログ「昭和50年代少年のKOTOBASM」

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

あなたは現場ではたらく介護職員の声を聞いたことがあるか










老人ホームや介護ヘルパー、認知症高齢者への非人道的扱いや貴重品窃盗の実態 防止策は? 


ある時、老人ホームへ入所したが、数日もたたないうちに街中を徘徊しているところを警察に保護された。1カ月後にも再び徘徊しているところを保護されたため退所を申し出たが、施設側から「監視を強めるから大丈夫」などと説得され、入所を継続させた。  

ところが後日、見舞いのために施設を訪問したところ、祖父と祖母が動けないようにベッドにロープで縛り付けられている姿を目撃した。施設としても限られた人数のスタッフで徘徊を防ぐために致し方なく行っていることは理解できるものの、非人道的な扱いをされていると感じたため、自宅で介護することにした。
とはいえ、家族だけで介護することは困難なため、ホームヘルパーの派遣を要請した。

このようにベッドにロープで縛りつけることを「拘束」という。
実際には介護施設で拘束するところはあまりない。
むしろするなと上から厳命されていると言っていい。
そしてそれでなにか事故が起きようものなら、現場の介護職員の介護技術が未熟だったで片づけられるのが現実なのである。

介護業界というところは、問題があるとなんでも”現場の介護職員の介護技術が未熟”で済ませようとする。
職員が腰痛になれば技術不足、離職率が高いのも技術不足と一概に言えないと思えるところまで。
介護のというのは、上の理想論が絶対という仕事なのである。
とにかくみなさんには介護施設がみんながみんなこうなのだと思わないでほしいとだけ言っておく。



連日、気温が35度を超えていた真夏、祖父母に近寄ると悪臭が漂ってきた。明らかにしばらく風呂に入っていない体臭であり、ホームヘルパーに確認したところ、何日も入浴させていないことを認めた。派遣契約には、1日1回入浴させることが明記されており、契約違反であるため、ヘルパー派遣会社に連絡した。

(中略)

金無垢の置き時計とオメガの金時計を贈呈品としてもらい、大切にしまってあったが、それが無くなっていた。ほかにも、希少価値の高い切手として知られる「月に雁」「見返り美人」や、限定記念切手、古銭、古貨幣、般若・おかめのお面など、祖父が趣味で収集していた多くのコレクションがすべて見当たらず、金庫の中に入れていた現金や有価証券も消えていた。

(中略)

ヘルパーが来てくれなければ、介護の負担は筆者の両親に大きくのしかかることになるため、ギリギリまで警察への届け出はためらっていた。しかし、新興宗教団体のパンフレットやDVDが置いてあるのを見て、届け出を決断したのだ。パンフレットには入会申込書のほか、すべての資産をお布施として提供する旨が書かれた誓約書なども挟んであった。

こちらは訪問介護の事例であるが、レアケースではあるけれどひどい話である。
嘘だろというのが正直な気持ちなのだが、しかし現実はこういうことが起きえてしまうのが介護の現場なのか。
複雑である。
施設と訪問とで立て続けにこんなことがあったと出されてしまったら、介護に従事する人間はロクなもんじゃないと思われて当然だ。

ただひとつ気になったところがある。

高齢者と密室で過ごすことも多いヘルパーに対しては、単に試験を通れば資格を与えるという制度ではなく、モラル教育などの施策を整備することも重要になると考える。
法整備を含めた抜本的対策を期待したい。
これは正直バカにするなと言いたい。
40すぎにもなると「教育」なんて言われると「調教」と同意に感じてしまう。
モラルなんて学歴や仕事に関係なくいろんなところで学ぶでしょうが。

こうして書いていると、介護される側の家族と介護する現場の職員ではなにかが乖離しているなと感じる。
とにかくお互いの関係性が薄いんじゃないか。 
そういや私が働くホームでも挨拶だけということが多い。
現場の職員も改めないとならないが、家族の方もぜひこちらに話しかけていただきたい。

介護する側とされる側、そしてさせる側に疎通するものがなければダメなのだ介護の現場はきっと。

それじゃ失敬。

 
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