KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

作家・見沢知廉さんの最期の地



お彼岸ということでお墓参りに行ってきた。
戸塚区にかつて存在した遊園地ドリームランドの跡地にできた墓地である。
職場からドリームハイツ行きのバスに乗ってやってきた。
少し時間があるので、そこらへんを散策することにした。

ドリームハイツといえば、作家の見沢知廉さんが投身自殺したところだなあと思いだし現場に行ってみた。
若かりしころにこの人の本は全部読んだ。
政治運動のさなかに殺人を犯し、服役中に小説を書いて文学賞を受賞し、そして心を病み困窮するなか自死のみちを選ぶ。
凶暴さと繊細さをあわせ持った書き手さんであった。

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公園では子どもたちが楽しそうに遊んでいるというのに、なんかこう無機質な感じを受けるところである。

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周りにある商店もどこもシャッターが下り、中には朽ち果てようとしているところもあった。
でも今は団地ってこういうところが多い。
ベビーブーマーである私が子どものころはきっと活気があったに違いない。
小さい花屋さんが開いていたので、小ぶりの花束を買って墓地に向かった。

それじゃ失敬。