前衛アングラ芸人・きぐるいツネちゃん(明智半平太)のブログ「昭和50年代少年のKOTOBASM」

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

10年ひとむかしとはよくいったものでテレビの情報もまたしかり









辻堂駅前のブックオフで購入。
100円コーナーをひやかしていたら、見覚えのある名前が。
そうだ、著者の方をTwitterでフォローしていたのだ。
いつも物事の本質を突くような鋭いツイートをする人である。

 


いやあしかし、この本はかなり毒が強い。
ナンシー関のあとがまみたいに紹介されているけど、タイプちがうよ。
ナンシーさんが多彩な変化球できわどいところへストライクを投げ入れるのに対して、この人のばあいは剛球どまんなかでストライクを投げ入れてくるかんじだ。

この本は2004年から2006年あたりのテレビについて書かれている。
読んでいると「そういえばあったなー」という単語がよく出てくる。
10年ひとむかしとはよくいったもんだ。
人は二十歳を過ぎるとあっという間に年をとるとはよく言うが。

それこそ2004年からの10年間というのは、フィールドを駆け抜けるカール・ルイスのようにまたたく間に過ぎていった気がする。
それどころじゃない、むしろ三段跳びだ。
そんな中、立ち止まらずに進んでいくなかで、頭のなかにサッと入ってこびりついた言葉というのがある。
みなさん、こんな名詞を覚えているだろうか。

キダム
ヒューザー
アロエリーナ

テレビにあまり興味のない人にはチンプンカンプンかもしれない。
キダムというのは、シルク・ドゥ・ソレイユというカナダのエンターテイメント集団のスーパーサーカスで9番目の作品。
2003年から4年にかけて日本でも公演をしていた。
フジテレビがよく宣伝していて、「とくダネ!」の小倉さんが応援団長になって番組内でもとりあげられていた。

ヒューザーというのは、2005年の耐震偽装問題で問題になった会社のひとつ。
倒産し会見のときのわあの横柄な態度もどうかと思ったけど。
ちなみにその問題のマンション物件は、2011年の震災のときもビクともしなかったそうだ。

アロエリーナというのは、こんにゃくゼリーの名前。

「聞いてアロエリーナ、ちょっと言いにくいんだけど♪」

というCMソングが一時期よく流れていた。
聞けば思い出すけど、聞かなきゃほとんど頭に浮かんでくる可能性は薄い。

むかしの本はういう 忘れ去られた聞くとなつかしいことばが出てくるのが楽しい。
だからブックオフの100円コーナーを眺めるのはやめられないのだ。
小田嶋先生には申し訳ないのだが。