前衛アングラ芸人・きぐるいツネちゃん(明智半平太)のブログ「昭和50年代少年のKOTOBASM」

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

子どもたちの知る権利を侵害する教師と親へ







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ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「気持ち悪い」 40年続けたメーカーは苦渋の決断 
1970年の発売以来、累計12億冊を販売した「ジャポニカ学習帳」。表紙にカブトムシなどの大きな写真が入っているのが特徴でしたが、2年前から昆虫の写真を使うのをやめていたことが分かりました。きっかけは、教師や親から寄せられた「気持ち悪い」という声だったといいます。
(中略)
2012年から表紙の写真に昆虫は使われていません。こんな意見が寄せられたのがきっかけでした。
  「娘が昆虫写真が嫌でノートを持てないと言っている」
  「授業で使うとき、表紙だと閉じることもできないので困る」
 
 保護者だけではなく、教師からも同じような声が上がったそう。 
ジャポニカ学習帳
子どものころはお世話になったものだ。
持っているだけでウキウキした思い出の一品である。
そのジャポニカ学習帳の表紙から昆虫が消えたという。

娘が昆虫写真が嫌でノートを持てない?
そう言う前に、あなたは子どもを自然にふれさせているのか?
昆虫写真をたんなる図柄としてしか見られないからきもち悪くみえるんじゃないの?
昆虫は生きているんだ。

手のひらを太陽に透かしてみろ。
真っ赤にながれる、それはなんだ?
そう問いただしたい。
命の愛おしむ心のはぐくみ方、それが足りないような気がするんだ。

そもそも匿名のクレーマーごときに、長年親しまれたものをつぶされるのが我慢ならん。
アンフェアじゃないか。
作っている会社も、そういうクレームに反応するのがおかしい。
そんな無責任な立場の人間のクレームでいちいちやめていたら、ずっと愛されつづけるものなんかできやしないさ。

一部の人間の悪評よりも、はばひろい人々の表には出ない親しみのきもちのほうがよっぽど大事な意見でしょ。
教師もね会社にクレームつける前に、前面に出て、きもち悪いから授業では使わないって宣言すりゃいい。
そこで出てくる意見に耳をかたむけてみればいいんだ。
作っている会社に抗議だけするのは、あまりにも独善的ではないかな。

こういう親や教師って、自分の美意識にあわなければ、どんなものでも排除していいと子どもに教えているんじゃないか。
そう勘ぐってしまうわ。
今の世の息苦しさの要因って、こういった受容のこころのなさにあるんじゃないだろうか。
虫の写真は苦手だから、他の選択肢も用意してくれというならわかるが、無くせというのは横暴だ。

ジャポニカ学習帳には、裏表紙に表紙の写真の解説がついている。
これが興味をそそるんだな。
子どもたちはこうして学んでいく。
昆虫が嫌いな子がいるなら、好きな子だっている。

そういう子たちの学ぶ機会を奪うのは、子どもの知る権利を侵害する暴挙だ。