KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

同性婚について日本は遅れてなんかはいない


一ノ瀬文香&杉森茜「同性婚」遅れている日本!さまざまな法的制約 


  「私たちは結婚します」と2人の美女が21日(2014年12月)、東京都内で記者会見を行った。女性タレントの一ノ瀬文香(34)と女優の杉森茜(28)のカップルで、2人はこう語った。

   一ノ瀬「友人たちに、『真面目にこちらの子と一生を考えてお付き合いしていきます』と示したいんです」

   杉森「結婚式というアクションをすることで、何かが変わるきっかけの一つになるなと」

日本は同性婚に関して遅れてなんかいない。
だってそうだろう。
遅れているということは、”それでも進んではいる”ということなんだから。
止まっているんだ日本のばあい。

もちろん進もうとしている人たちはいるのだろう。
しかしそのうごきをとめてしまうほど、抑圧が強いのだ。
だいたいさ、たかだかホモのエロビデオに出たぐらいで、1人のプロ野球のピッチャーをインターネットを使ってなん年もみんなで笑いものにしている国じゃないか日本は。

それほど多数派が同性愛を異質なものとしてみている国で、同性婚が認められるとはとうてい考えられない。
それだけじゃない、同性愛者のほうも遅れているのだ。
開きなおれていないんだ。
そりゃあノンケといわれる多数派がこころないのばかりなのもわかる。

けれどもそれにたいしてこころをとじてかたくなになって地下にもぐっているのが多い。
SNSで女性にたいして敵意むき出しにしているゲイとか。
それじゃあ前にすすむ力も弱まるわ。
こころの門戸を広げなきゃいつまでたってもたんなる少数派のまんまではないだろうか。

アメリカではすでにカミングアウトしているゲイの俳優がドラマでもゲイを演じている。
ドラマ「モダン・ファミリー」のミッチェル役の人がそう。
ドラマでは同性婚をして、ベトナム人の養女を育てている。
そういう役を自然に演じているわけ。

だから日本人の同性愛者もどんどん同性婚して養子をもらえばいいのだ。
とりあえずいまは制度が整備されてなくても。
それがあたりまえになれば多数派のほうも認めざるをえなくなるし制度も変わるはず。
同性婚なんか認めても、子どもをつくれないから非生産的だなんて言わせない。

そういうかんじで開き直ってオープンにならなきゃ。
そういう意味では冒頭のニュースはいい傾向じゃないだろうか。


そういや有森裕子のだんなだったガブちゃんはいまどうしているんだろう。