KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

撮り鉄業界のタブー


キセル通報され殴る“撮り鉄”少年2人逮捕


鉄道ファンのいわゆる「撮り鉄」少年2人が、キセル乗車を通報されたのを逆恨みし、顔見知りの少年らを殴ってゲーム機を奪ったなどとして逮捕された。

 強盗などの疑いで逮捕されたのは、17歳の少年2人。警視庁によると、少年2人は今年2月、JR東京駅で、16歳の少年2人に対し、「10万円払え」などと言って顔や腹を殴り、ゲーム機を奪うなどした疑いがもたれている。

 少年らはいわゆる「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンで、特急電車を撮影するため、被害にあった少年2人と同じ新幹線に乗車した際、新幹線に切符を買わずに乗車しているのを駅員に通報されていたという。

 少年らは調べに対し、「撮り鉄仲間を売り、撮り鉄業界のタブーを犯した」などと供述しているという。


 たしかに法の遵守よりも大事な、仲間内のルールってどこにでもあるのだろうし、それが「撮り鉄業界のタブー」ってことなのだろう。捕まった少年の脳内ルールだろうけど。しかし”業界”って言っちゃうセンスがすごいな。


きょうびそんなことばは、うちら40代でもそんなには使わない。そもそも金なんてもらえないわけだし。でもタブーっていうのも怖いな。本気で守るべきだとかんがえていたのだろう。未成年者だしほんらい被害者に謝罪し示談でチャンチャンになる案件でしょうこれ。


でも”業界のタブー”があまりにもじぶんのなかで強固すぎて、被害者への罪悪感がなかったのだろう。結果逮捕されてしまった。

しかしそれにしてもだ。

今年1月に、じゃがりこにつまようじを刺してYouTubeにその一部始終をアップした少年は元気でやっているのだろうか。