タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

西村監督映画に出演した思い出

アウトデラックスを観ていたらゲストに、映画監督の西村喜廣監督が出演していた。監督は特殊造形のエキスパートであり、盟友でもある園子温監督作品でもそのわざをみることができる。まあいうなれば、ホラー映画のひとなのである。


小生はホラー映画が大の苦手なのであるが、なぜか西村監督作品に出演したことがある。友人がコーディネーターみたいなのをやっていて、小生にお声がかかったのである。とうじは無職で、いそうろうしながらぶらぶらしていたので、勉強だとおもって参加した。 


撮影現場は千葉県銚子市。現場につくやいなや、ふんどし1丁にさせられ、餅つきをさせられた。そしてゾンビに襲われて血しぶきをあげる。もう数十人が入り乱れてたいへんなことになった。失敗ても撮り直しなんてできないので、みんな緊張感と狂気のなか、うごめいていた。


あの血しぶきというのは、大量に浴びると、もうどうでもよくなってくる。しまいには、非現実的な状況のなか恍惚感すらかんじてくるのだ。がまんしてがまんしたあげくに大量のうんこをもらしてしまうあのかんじと一緒だ。もうひとつ共通点といえば、どちらも洗うと消える。


あれだけ大がかりな仕掛けがありながら、ホラー映画というのは低予算なので、とにかくスケジュールがきつい。1日の撮影で十数時間なんていうのはザラである。大雨のなかでも、撮影は強行する。非常にキツかったが、いまとなってはいい思い出だ。