KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ボウリングブームと美しきチャレンジャー

老舗ボウリング場が相次いで姿を消している。都内では「新宿ミラノボウル」が昨年末で閉館し、テレビ番組でおなじみ「田町ハイレーン」も3月29日をもち閉館。その余波は、娯楽の聖地「東京」だけにとどまらない。大阪難波で親しまれてきた「千日前ファミリーボウル」が5月10日をもってその歴史に幕を下ろし、千葉県内最大級「JFE千葉リバーレーン」は9月末日で営業を終了するという。

相次ぐ閉館の理由には、娯楽の多様化や複合アミューズメント施設「ラウンドワン」の台頭による来場者の減少、そして施設の老朽化で耐震性の確保が難しくなったことなどが挙げられる。 

相次ぐ閉館でオワコン化するボウリング…東京五輪競技入りはありえるのか? 


そういえばじぶんも最後にボウリングをやったのは、ラウンドワンだった。職場のひとにさそわれていった。やはり数も多いし、いくのにも気軽なのだ。げんに職場のちかくであったし、”横浜と名乗る何か”といわれる戸塚区のさらに西の端というのは、交通の便もわるく娯楽も少ないので、ちょっとみんなで遊びにいこうとなると、あの東海道沿いのラウンドワンということになる。


たしか戸塚駅のちかくにもあった。バイクで横切っただけだが、古びた建物だった記憶がある。もう何年かまえの話なので、もしかしたらなくなっているのかもしれない。しかしつぶれたらつぶれたで、あのボウリング場には必ずある巨大なピンの処理って大変だろうなあとおもう。 


まず、1970年代のブームを過ごした「ボウリング世代」が続々と定年を迎えているということだ。シニア層にとってボウリングは馴染みのあるスポーツであり、家族や友人と気軽に楽しめることから、退職後の趣味として選ばれることが期待される。
 

たしかに団塊の世代って、佃煮にするほどたくさんいるからなあ。ぜひやってもらいたいけど、もんだいはそのあとだろう。でもオワコンって書かれているけど、いまの若い世代でも趣味にするひとは一定数いるだろう。ボウリングじたいは消えまい。ただ古いボウリング場は淘汰されるという話。


そして、2020年の東京五輪の正式種目として採用される可能性が出てきたことにも期待が寄せられている。
 

さあはたしてこれはどうだろう。むかし「美しきチャレンジャー」というドラマがあって、その第一回の冒頭のナレーションで、”ボウリングはオリンピックの正式種目になるだろう”とか言っていたけど、結局はならなかったな。 昭和46年のドラマだ。現代の大人の目でみると、ひじょうに感慨深い。



美しきチャレンジャー Full(歌詞付)/新藤恵美


このドラマはすごいドラマで、いつも勝負どころでスプリット(残りのピンが隣接しない状態で残ること)になる。 どうみても倒すことはむずかしいのだが、必殺技で倒してしまう。だったら最初から必殺技でストライクをとれという話なのだが。