KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

けつぴたし

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栃木県の茂木町山内というところに、国神神社という神社がある。そこには「じかたまじない」という奇祭があるというのだ。そのお祭では、境内に住民が卵の殻で飾りつけをしたエッグアートが展示されたり、地域の特産であるブルーベリーでつくったシロップをかけたかき氷がふるまわれるという。


じつはその神社には、ある言い伝えが存在する。旧暦6月1日に、川で尻を洗い、卵を神社にささげたあとに食すると、痔が治癒するというのだ。にわかに信じがたいが、世の中には痔で苦しむひとはたくさんいる。藁をもつかむ思いで治癒をねがうひともいるかもしれない。


ざんねんながら、小生は痔ではないので確かめようがないのだが、もし痔でくるしむひとが読者のなかでいたら、ぜひ来年こそは参加してみるといいかもしれない。ちなみにお祭りに参加したばあい、ぜったいにやってはいけないことがある。


それは、参加した様子を動画で撮ってはいけないということだ。あくまで静止画、すなわち写真だけにとどめておかなくてはならない。これにはひとつ理由がある。それはボラギノールのCM静止画のみだからだ。


もうしわけない。


ちなみに現在では、境内におかれた卵形の石に水をかけて洗ったあと、石に尻を突き出す。そしてあることばをとなえると効果があるとされている。治癒をねがうものは皆かならず、こうとなえるのだという。


けつぴたし
けつぴたし


なにかこうロマンのようなものをかんじる。