タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

プロ野球選手の愛車と金田正一

 ちなみに球界で専属運転手をつけた草分けは、金田正一氏だとされる。

  「ワシも初めは自分でオースチンを運転していたが、長嶋がデビューした年(1958年)に大事故を起こして死にかけたことがあってな。それ以降はトラックと正面衝突しても壊れない丈夫な車にして、自分では運転しないことにした」(金田氏)

 http://www.news-postseven.com/archives/20150809_340080.html
かつての一流選手は、大きくて派手なアメ車に乗るのが定番だったという。江本孟紀氏はこう語る。 「僕が南海に移籍した時、ノムさん野村克也)はリンカーンに乗っていたし、阪神時代の田淵(幸一)さんはキャデラック。当時で700万円くらいしたんじゃないですか。僕らはタイヤ1本買えない年俸でしたけどね」

 http://www.news-postseven.com/archives/20150808_340072.html
 アメ車だった一流選手の証は、やがてドイツ車が主流になる。元近鉄金村義明氏がしみじみと語る。

「僕が現役の頃にはベンツ、ロレックス、金のブレスレットプロ野球選手の3点セットといわれましたね。まァ、僕がそれをようやく手にした頃は、時代が変わって“ダサい”といわれるようになりましたけどね」

 http://www.news-postseven.com/archives/20150808_340072.html 
プロ野球選手にとってマイカーはステータス・シンボル。山本昌は市価1億円とされるランボルギーニミウラ400SVのオーナーだ。中田翔西岡剛山崎武司など球界にランボ党は多い。

http://www.news-postseven.com/archives/20150809_340080.html


こうして違う二つの記事からそれぞれ引用して、時系列にならべてみる。

オースチン→キャデラック→ベンツ→ランボルギーニ

ベンツまでは、まさにカネやんの考えを踏襲している。とにかく頑丈。乗るとしても自分の身を守ること優先。


それが現在は、ステータス・シンボルにかわったという。カネやんは老いてますます盛んだというのに球界はどんどんカネやん的なものから脱却しようとしているかにみえる。 古くさいジジイがなんか言ってるよみたいなかんじで。


カネやんはたしかに、むかしの本をみているといまとなっては時代錯誤なこともたしかに言っている。肩を冷やすなというのはそのひとつである。 車に乗るときも肩を冷やさないように窓は開けなかったと本人は言っている。


そしてやはり問題となっているのは、現役当時じぶんの球速は180キロ出ていたと言っていることだろう。いまだに言っている。たまに200キロとか言いだすこともある。これこそが、ああこのじいさん非科学的で、一般論は通用しないと人におもわせるゆえんなのであろう。 


しかしカネやんはいいこともいう。


どの球団も交通事故の不祥事には神経をとがらせているが、特に親会社が交通インフラである阪神は厳しい。阪神では2013年に寮の規則が改正され、高卒新人選手のマイカー購入禁止の措置が入団3年終了時点にまで延長(それまでは2年)された。若手は野球に集中させるという意味もあるようだ。

前出の金田氏が語る。
 
「賢明ですよ。最近の若い選手はすぐに高級車に乗りたがるが、そんなカネがあるなら、もっと自分の体を磨くことに使えといいたい。ワシらの時代は、どんなことも野球のためという意識があった。体を守るために頑丈な外車に乗っていたわけで、格好をつけていたわけではないからな」

 重鎮の声は選手に届くか。

 
カネやんは、食事にもえらい金をかけていたらしい。グルメとかそういうのではなく、あくまで栄養のあるいい素材のものを食べるために。 調理師も雇っていたとか。そうしてみると、金やんがいまだに意気軒昂なのもうなずける。


ぜったい球速180キロは出てないけど。