KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ダイソーのアダルトビデオ

 先日、長野県のダイソーで、AV売ってるのを見つけて腰が抜けた。村西とおる監督のヤツ。台所用品の隣にいきなり、手焼きみたいなDVDで。

 有名どころの女優のはないが、「小林さち子」とか「竹田ひろ子」とか全部主演者名入りで。

今井舞の「週刊ヒトコト斬り」


村西とおる監督。なんという懐かしい響きであろうか。まだ小生にとってエロビデオがサンクチュアリだったころのお方である。当時は高校生で、お金もなかった時代の話である。友だちのあいだで回し読みしたエロ本にあのワキ毛を伸ばした黒木香と出てくる人というイメージ。


むかしはそんなにおいそれとアダルトビデオなんて入手できないのだが、本によると撮影後はいつも関係者やスタッフと焼き肉を食べて英気を養っていると書いてあって、小生のなかではバブル時代の豪傑というイメージもある。


高校時代の友人のあいだで流行っていた村西とおるネタというのがある。彼はいわゆるナニをしながらカメラを持って撮影をするハメ撮りというのをやっていた。そして女優に笛をくわえさせる。そして彼が「気持よかったら笛を吹いてください!」というと女優が「ピーッ!ピーッ!」と笛をならす。そのモノマネである。


じつはやりはじめたのは小生なのだが。観たこともないのにやっていた。おそらくそのエロ本の回し読みでそのネタをみつけてやっていたにちがいない。そしておなじく村西とおる作品を観ていないであろう友人たちがバカウケするのであった。妄想たくましい童貞時代のはずかしい思い出である。 


そもそも童貞なのに、なんでそういうモノマネをやっていたのであろうか。とりあえずブリーフ1丁になって腰をカクカクやっていれば、それなりになるだろうというのがあったのかもしれない。もちろんこれは学校ではやらない。農業高校だったので、宿泊実習というのがあって、宿泊所の先生がいないところでやっていたのだ。 


やばい。「村西とおる」というワードで、高校生のころのバカエピソードがマーライオンのように思い出されてくる。困ったものだ。もし神様が出てきて今なら好きな時代に戻してやると言われたとしたら、いちばん戻りたくない時代である。もし戻れるなら中学生に戻ってマジメに勉強してちゃんとした高校に行きたい。


 あー。数日たっても「100均でAV」のインパクトが頭から離れない。今後撤収されるかもしれないしな。今のうち買っとくか。マジで。


しかし今井舞よ大丈夫か。なんかその発想がどうみても昭和40年代後半うまれの男そのものってかんじだぞ。じつは書いているのが、佐村河内守ゴーストライター新垣さんみたいなひとだったらどうしよう。



明智半平太 (@hanpeita_akechi)