工作の技術を教えるのではなく、「なんだこれは?」という驚きと発想力を教えてくれた。
ノッポさんは喋る事が出来ないと信じていた。
だからこそ表情と動きだけでも伝わるのだと。
段ボールの断片が組み合わさりノッポさんと合体すると、何か新しい生物に遭遇したような感じがした。
ゴン太くんは、本当は表情が無いはずなのに、ノッポさんが作っている最中、ワクワクして待っているように見えた。
ゴン太くんはうほうほ言ってるだけの様に見えるが、実は空気を穏やかにしている。
もしゴン太くんがいなくて、ノッポさんが黙々と作って完成した物を動かしているだけだとちょっと怖い。
また、ナレーションのつかせのりこさんの声が好きだった。
ノッポさんの動きを就学前の子供にも分かり易い様に解説してくれた。
バックに流れる歌もイマジネーションをかき立てた。
時を経て高校生になり、人づてにできるかなの最終回でノッポさんが喋ったという事を聞いた。
ある意味それも大人になる一歩だったのかも。
いつまでも夢見がちじゃダメだよというノッポさんのメッセージかなと。
でも正直安心したのも確かだ。
喋る事が出来たのだと。
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