KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

2分割にすると語れないことも4分割に分けると語れたりする。



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一本の横軸の真ん中に縦軸を入れてみる

よく右翼、左翼というけれど、政治に関する思想についてはそう単純ではないなと考えている。
先日の都知事選を外野でみていてそう感じた。
たとえばなんで反原発候補で一本化できないのかという問題とか。
とりあえず、こないだの選挙の上位4人の候補者と得票数を書き出してみる。

舛添要一 2,112,979票
宇都宮健児 982,594.767票
細川護煕 956,063票
田母神俊雄 610,865票

(参考までに5位)家入一真 88,936票
横軸と縦軸を引いてできる4つのグループ

まず横軸を引いて、右側を右翼、左側を左翼と位置づける。
そして縦軸を引いて上側を保守、下側を革新と位置づける。
そうすると4つの枠ができあがる。
「右翼・保守」「右翼・革新」「左翼・保守」「左翼・革新」
この4つ。
そうすると大まかにだが、候補者4人を程度の差こそあれそれぞれのグループにわけることができる。

「右翼・保守」舛添さん
「左翼・保守」細川さん
「右翼・革新」田母神さん
「左翼・革新」宇都宮さん

結構しっくりいくのではないか。


この4つのグループは互いに対立し相容れない。

だから反原発のジャーナリストや文化人そして圧力団体から一本化しろと言われた宇都宮さんはそれを突っぱねた。
もし一本化できてそれで細川さんが当選したとしてもきっと「左翼・保守」の側は宇都宮さんの功績もあるとは言わず、俺たちの力だと言うだろう。
それでもって、まんまと利用してやったぐらいにしか考えないだろう。
だから「左翼・革新」の側も一本化するよりかは、戦う方を選ぶ。
それが対立というものなのだ。


全グループそろい踏み

まあそういうわけで、うまく4グループにハマったので、ニュースはあたかもこの4人しか候補者はいませんよ状態。
4位までと5位の家入さんとでかなりの差が開いてしまった。
注目は2位と3位。
あまりにも「左翼・保守」のジャーナリストや文化人や圧力団体が露骨に「争点は原発のみ」や「一本化」を言い続けたものだから、「左翼・革新」の闘志に火をつけてしまったようだ。

それじゃ失敬。