KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

カギはデブでハゲのオヤジがお客さんの冷たい目線を浴びてどうネタをやり切るかどうか



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写真はMCの桐野安生さん

ピンネタライブ出演

ものすごい久しぶりに中野twlでやるライブに出演してきた。
中野twlは私がお笑いをやりはじめた12年前にはすでにあって、よくライブでお世話になった。
その頃は劇場主催のライブなんかがあって、ネタ見せに参加したものだ。
ライブ数もたくさんあって、ネタ見せに行けばだいたい何かしら出演させてもらえるのだが、私は3回連続で落ちた。
なので、劇場自体はあまりいい思い出がない。
まだこの頃は時代そのものが私について来られなかったのだろう。
今は私が、時代とは何であるのか見失っている。

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中野twl


客席からと舞台からの視点

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ステージは12年前とあまり変わっていない。
ライブ前に客席に立ってみる。
なんとなく原点にかえった。
そんな気がする。


今となっては誰もが出られるライブがあるのがありがたい

お笑いのライブじたいが少なくなってきている。
東日本大震災を境にして。
今回のライブは主催者が小倉直紀さんというのだが、彼は長い間あらたにお笑いを志す人たちの場を提供し続けている。
私は彼がお笑いをやっている頃から知っているのだが、才能のある人である。
そんな彼が、こうして続けていてくれるのは非常にありがたいことだと私は思っている。


で、なんでそういうライブに12年目41歳のあんたが出ているのかですって?

今回のライブは若い人を中心とした、お客さんの投票で勝敗を決するライブなのだが。
そもそも私は面白くない人間である。
年数だけむやみに重ねているのである。
だから優勝なんて狙ってはいない。
私にとってのテーマは、

デブでハゲのオヤジがお客さんの冷たい目線を浴びてどうネタをやり切るのか?

これに尽きる。
これが面白いんじゃないかと。

ちなみに肝心のネタはオチで噛んだ。

それじゃ失敬。


笑い笑い
(2012/09/12)
寺田 寅彦

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