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時は1972年12月31日。
まだお茶の間という言葉が死語ではなかった頃だ。
テレビの前で家族みんながそれぞれの思いをもって大みそかを過ごしている。
こたつの上にはみかんが山積みになって置かれている。
夜9時になろうとしていた…
この年は、紅白歌合戦の視聴率がなんと80.6%だった。
当時は夜9時スタートで時間は2時間45分であった。
もちろんその後は、ゆく年くる年である。
ちなみにTBSのレコード大賞は夜7時から2時間と、紅白との棲み分けができていた。
さて、東京12チャンネル(現・テレビ東京)は何をやっていたのかというと…
2013年の大みそかとやっていることが変わっていない。
特筆すべきブレなさである。
そしてその裏でひっそりと音楽番組をやっていたテレビ局があった。
UHF局のテレビ神奈川である。
この40年後、泉谷しげるが紅白に出るなんて誰が予想しただろう。
【番外編】
この当時、UHFの14チャンネルではNHK UHFがやっていた。
どのチャンネルもゆく年くる年をやっていた夜11時45分、この局では…
という番組をやっていた。
誰か観ていた人はいたのだろうか。
それじゃ失敬。
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