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日刊スポーツより引用
NHKの2014年度予算案審議が始まった25日の衆院総務委員会で、同局が製作する一部バラエティー番組の内容に対し、「NHKがわざわざ放送する意味があるのか」と、苦言が寄せられる場面があった。
質問した日本維新の会の中田宏衆院議員は、「NHKの番組が、ひとことで言うと低俗になっていないか。何だこりゃという娯楽番組が、いくつも並んでいる」と指摘した上で、「ケータイ大喜利」「コントの劇場」「七人のコント侍」の3番組をやり玉に挙げた。
「何人かに聞いても、『NHKがやる番組じゃない』という答えをもらった。NHKは何のために公共放送という意味を持ち、国民から受信料を徴収しているのかという自覚が疑われる。あまりにも民放のまねをしすぎていないか」と主張。
私は三宅裕司さんを、日本でも有数の喜劇役者だと思っている。
その三宅裕司さんのコント番組が、「コントの劇場」である。
私はこの番組のコントは練りに練って作り込まれた面白いものだと確信を持って言える。
他の二つの番組は観たことが無いが、コントの劇場に限っては決して低俗ではないと言いたい。
シモネタがあるわけではない、人を傷つける意図もない、これが低俗というのなら、お笑いそのものが低俗ということになる。
お笑いというのは、他者の悪態と蔑みのはけ口になるのは承知だ。
お笑いを攻撃することは、攻撃する側を高尚にみせるのに有効なのも理解している。
それもコンプレックスとして抱えて、私はお笑いというものに向かい合っている。
でもせめて低俗といわれるのならば、中田さんにはどのように低俗なのかロジカルに説明してほしい。
何人かが『NHKがやる番組じゃない』と言ったからって何が低俗なのか問いたい。
公共放送に大事なことの一つって、多くの人が楽しく観られることじゃないか。
それともお笑いそのものが低俗だから公共放送にふさわしくないとでもいうのだろうか。
これは今後のテレビのあり方を問う問題だと私は考えている。
それじゃ失敬。
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