KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

(昭和44年ミコちゃん対決)紅白歌合戦対レコード大賞



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日本における二大みこちゃんといえば、弘田三枝子と信州一味噌のみこちゃんである。
これに異論はあるまい。

昭和44年、この年からレコード大賞は大みそかに開催されるようになった。
司会は高橋圭三
夜7時から9時までTBSで放映される。
会場は帝国劇場である。

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大賞は佐良直美の「いいじゃないの幸せならば」で弘田三枝子の「人形の家」は歌唱賞を受賞した。


一方の紅白歌合戦は、司会が伊東ゆかり坂本九
夜9時から11時45分までNHKで放映される。
会場は東京宝塚劇場である。

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はじめて同じ大みそかに開催される二つの大型音楽番組。
実は帝国劇場と東京宝塚劇場は近所で、きちんと時間の棲み分けもできていた頃だし両方出演する人は楽だったはず。
さてそれでは動画で見比べてみよう。
まずはレコード大賞


弘田三枝子 MIEKO HIROTA - 人形の家 (1969) 投稿者 hanpeita1973

高橋圭三さんの落ち着いた紹介が光る。
マイクはスタンドマイク。

そして紅白歌合戦


弘田三枝子 人形の家 投稿者 hanpeita1973

本当はこちらもカラーなのだが、テープが当時は高価だったのでその後にNHKが他の番組を重ね撮りしてしまい残っていない。
この映像は総合司会の宮田輝さんの奥様が録画していたもの。
昔の人は白黒映像を想像力でカラーにしていたらしいのでこれでよしとしよう。
こちらはハンドマイクなのだが、マイクの持ち方に注目。
歌の最後はレコード大賞とは違ったアレンジとなっている。
ミコちゃんの高揚感が素晴らしい。

以上。
それじゃ失敬。


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