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きっかけはTwitterでフォローしている東浩紀さんのひとことだった。
たとえばぼくはパリに1月だけいたことがあるけど、フランスってある意味ですごく嫌な国で(というのがぼくの印象で)、日本人というかアジア人への軽蔑丸出しなんだけど、それを「差別」というのはやっぱまちがっていて、僕たちとしては「ふーんそういうやつらか」でいいわけです。
— 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) April 10, 2014
それに対し、思うところがあったのでぶつけてみた。
@hazuma それはフランス人がアジア人を軽蔑するのは自由だし、口に出してもいい、行動に出ても(暴力は除く)いい、そういう自由を我々日本人は認めた上で、「ふーんそういうやつらか」の一言で終わりにしろという感じですか?
— 前衛アングラ芸人・明智半平太 (@hanpeita_akechi) April 10, 2014
そうしたら東さんからこんな返事がきた。
逆に聞きたいんだけどさ、それをどう阻止できるわけ? RT @hanpeita_akechi それはフランス人がアジア人を軽蔑するのは自由だし、口に出してもいい、行動に出ても(暴力は除く)いい、そういう自由を我々日本人は認めた上で、「ふーんそういうやつらか」の一言で終わりにしろと
— 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) April 10, 2014
ちなみにこの東さんのツイートを多くの人がリツイートしていたのだが、これは「東さんいいぞ!」ということなのだろうか。
さらに言うと、私が「こんなバカなこと言いやがって」ということで皆さんに晒されているのであろうか。
そこが私としては気になった。
だが私は本気でそう考えて、東さんに問いかけたのだ。
そしてこう返した。
@hazuma (略)阻止するのは難しいですけど、内に抑えるよりは外に出す方が健全だと思います。逆に逆に聞きます。阻止できないのならば反嫌韓、反ヘイトスピーチを表明することは東さんにとってどういう意味があるのでしょう。
— 前衛アングラ芸人・明智半平太 (@hanpeita_akechi) April 11, 2014
これは、
ぼくはリベラルで反嫌韓で反ヘイトスピーチだけど、愛国とか嫌韓とか言っているひとの意見も同じ時代に同じ国に生きている以上聞くべきかなと思っている。そういうとき、あいつらと対話するおまえはヘイトスピーチ擁護派だとか言ってくる「リベラル」なひとって、本当に醜いと考えています。
— 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) April 10, 2014
という東さんのツイートに対しての問いかけである。
昔と違って今の私たちにはブログなりTwitterなり自分の考えを発表する場がある。
これは差別ではないかと考えた時に、その気持ちを表明することは大事だと考えている。
私自身、日本人は白人の有色人種に対する差別意識に対して、あまりにも無頓着ではないかと感じている。
また、「ふーんそういうやつらか」で終わらせればいいのであれば、中国人や韓国人のヘイトスピーチに対する反感に対してもそう言って終わりにすればいいのであって、わざわざ「リベラルで反嫌韓で反ヘイトスピーチ」であると表明するのは疑問だなと感じたのであった。
それじゃ失敬。