KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

プロ野球選手なのに科学雑誌ニュートンに載った古谷拓哉という男(1)

人気もなければ、実力もない。
今年のペナントレースも5位と低迷している千葉ロッテマリーンズ
それでも千葉県出身者である私は応援してきた。
が、今年は開幕5連敗し、試合をテレビで観ても毎年のことながらアウェーでは相手びいき、ホームは中立的な実況なので、余計に怒りがどんどん溜まってくる。
精神的によくないので、あまり観ないようにしていた。
なのだが昨日は最後まで観ていた。
マリーンズが勝ったわけだが、好投した古谷のヒーローインタビューがすごかった。



だ・代表としてですか?

古谷拓哉32歳。
千葉ロッテマリーンズの投手では最年長。
この男、面白い経歴の持ち主である。
まとめてみた。


・北海道北見市出身

駒澤大学附属岩見沢高校時代は、1998年夏の甲子園、1999年春のセンバツにエースとして出場

・3年時の夏は、南北海道大会決勝で北海高と対戦するも自身の暴投により0-1でサヨナラ負けを喫した

駒澤大学に進学。当時はカウンセラーになることを目指し、心理学を専攻

・高校時代で野球への情熱が燃え尽きて大学では最初、野球部に入部せず

・結局、学業にも熱が入らず、不摂生な生活を送っていた

・しかもその頃、金髪

シドニーオリンピックでの松坂の姿に感化され、1年時の秋に一念発起し硬式野球部入部

・しかし結局、大学通算1勝7敗

・大学卒業後は一般企業に就職することを考えていた

・が、練習試合で好投し、相手だった社会人野球チームにスカウトされる

・ドラフト5位で千葉ロッテマリーンズに入団

・5年間鳴かず飛ばずで今年ダメなら打撃投手と言われる

・が、その年に中継ぎで58試合に登板し3勝0敗、防御率2.91の好成績

・翌年からまた2年、鳴かないし飛びもしなかった



ここまでが2012年までの古谷の動きだ。
それから2013年途中、先発出場し9勝(1敗)の成績をおさめ、今年もすでに3勝するに至った経緯とは?
続きは次回。

それじゃ失敬。
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