KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

「カレーは飲み物」であると断言した男

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職場の食堂で、カレーライスを食しているときに、あるひとがこんなことを言っていたのをおもい出した。
「カレーは飲み物」
そのことばをいったのは、ビジーフォーのドラマーのウガンダさんであった。どこで聞いたのかは忘れてしまったけれども。


なんかのバラエティ番組で言っていたのか。それともあの人こんなこと言ってたよと人づてみたいなかんじで見聞きしたのかは忘れてしまった。でもたしかにそのことばをはじめて言ったのはウガンダさんである。そして彼から脈々と続くデブタレの決め言葉のようになっていったのだ。 


そういえば2つ違いの弟と観ていたテレビ番組で、ウガンダさんに、二人して大爆笑したシーンがあったのをおもいだした。あれは忘れもしない土曜日夜8時。「オレたちひょうきん族」という番組の、「ひょうきんベストテン」というコーナーだった。


マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」の替え歌に乗せて(「Beat It」のところを「さあ食え」に替えて)、マイケル・ジャクソンの格好をしたウガンダさんが、 カレーをものすごいスピードで何杯も食べていくのである。


YouTubeでためしに動画を探してみた。まさかあるわけないなとおもってはいたのだが。しかしその動画はなかったけれども、その片鱗をみせつける動画はあった。こちらは、「スリラー」だが。動画の最初のほうで、彼のカレー早食いが観られる。まさに鯨飲とはこのことをいうのではないだろうか。
https://youtu.be/v_vfdpfeHyc


けれどもやはり、若くして亡くなったウガンダさんをおもうと、ほんとうに”カレーを飲み物”にしてはいけないなあとつくづくおもう。好きな芸能人だったのでなおさらに。でもあの体型とそこから発揮されるコミカルさが彼の魅力であったのは確かだ。