KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

発言の一部を切り取ってレッテルを貼るヒトビト

近頃よく目にするのですが。相手の発言の一部だけを切り取って、自分の妄想じみた感想をくっつけては、こいつはこんなことを言っているとか息巻いているヒトビト。なんなのですかねあれって。


こういうヒトビトってとりつく島もないので、いちいち解説してあげる気にもなれないのですよ。なにを言ってもムダなわけです。じぶんが正しいと信じて疑わないから、じぶんの妄想じみた感想をつけてレッテル貼りをし、相手の発言の真意をねじまげていても、それを自覚していないのです。


そういうヒトって、たとえば集団自衛権の問題でも、「戦争法案」とか「徴兵制をしようとしている」とか、言ってしまうわけです。そうなるまでどういうプロセスをたどるのかというのが抜け落ちているのです。それこそレッテル貼りしかできていないのですわ。


そういうヒトビトって結局はサイレントマジョリティに、単細胞であるという判断を下されてしまうのです。白か黒かという判断ばかりで、自分と意見が違えば相手は黒だという思考回路だから、ヘンに暴走してしまうのです。


そうなるとああこいつと話をしてもムダだってことにもなります。自分は白だって思うのは勝手ですけれども、じゃあレッテル貼りして、意見がちがう相手の発言をねじ曲げてもいいかというとそうではないのです。


そしてそれをこっちの勝手だ、言論の自由だと言ってしまうヤツっていうのは、はっきりいって救いようのない、ホームラン級のバカなのです。バカの壁を乗り越えられていないということですね。