タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

涌井の最多勝を取りに行く戦略は間違いではない

パ・リーグクライマックスシリーズのファイナルステージは、ソフトバンク千葉ロッテに無敗の3連勝(アドバンテージを含めて4勝)で決着をつけた。試合後、敗れたロッテの伊東監督は、「点差以上の力の差を感じたのが正直な感想。悔しくてしょうがない」と唇をかんだ。

 第1戦は、先発に大嶺祐太(27)を立てたが、延長戦にもつれこみ 、2-3のサヨナラ敗戦。第2戦では、古谷拓哉(34)を9月21日以来となる先発に抜擢、健闘したが6回に崩れた。第3戦はファーストステージの第1戦に投げた石川歩(27)が中5日で先発したが、3回に3点を奪われ、ソフトバンクの強力投手陣の攻略に苦しんでいた打線が反撃できなかった。違和感を覚えるのは、ロッテが今季15勝9敗を記録した最多勝のエース、涌井秀章(29)を使わないまま、いや使えないまま“下克上”をかけた戦いを終えたことだ。

最多勝エースが投げずに敗退したロッテの決断の是非 


”ONE FOR ALL ALL FOR ONE(ひとりはみんなのために みんなはひとりのために)という有名な言葉があります。 これはどちらも大事なことであり、またどちらかを優先できるものでもありません。


ワタクシが応援している千葉ロッテマリーンズは、クライマックスシリーズのセカンドステージで残念ながら敗退してしまいましたが、 エースの涌井秀章投手の最多勝を優先したということで、批判をあびています。


しかし言わせてもらえば、この批判はまったくもって見当違いだと、ワタクシは考えています。たしかにマリーンズは涌井投手が登板する前に、3連敗してセカンドステージを敗退しました。 


まずレギュラーシーズンの最終戦、最多勝を賭け、涌井投手は志願して先発しました。そして137球を投げ勝利し、最多勝を獲得したわけですが、まずこれにミソがつきました。チャンピョンシリーズファーストステージがあるのに投げるのは何ごとかと。


エースだったら、第一戦に投げるべきだろうということですね。しかしワタクシは” ALL FOR ONE”は必ず”ONE FOR ALL”につながると考えています。チームの士気が高まります。はたして最多勝を放棄して涌井がファーストステージ第一戦に投げても好投できたでしょうか。


最多勝を獲れたからこそ、ファーストステージでもあれだけ好投できたと、ワタクシは考えるのです。願いを聞いてもらったからこそ、返すのが筋というものですから。涌井の好投でマリーンズはセカンドステージに進出することができたのです。


それにファーストステージの第二戦、チェンの好投虚しく負けてしまいました。これで1勝1敗、後がありません。エースの涌井が満を持して出てきて、好投したことによりマリーンズは第3戦を勝つことができました。


第2戦を勝てば、涌井は温存できたわけです。しかしセカンドステージを賭けた、大事な第3戦なので、登板せざるをえなかった。これがすべてです。 それだけマリーンズが弱かったってことなのですよ。そもそもレギュラーシーズン1位になっていれば、涌井も第1戦に先発できたわけです。