KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

頭を叩く道具をさがして

実はワタクシただいま仕事関係の研修中なのであります。その研修のなかで、寸劇をやらなければならず、その責任者に任命されてしまいました。現場仕事なものですから、業務外の時間を使ってひいひい言いながら脚本を仕上げましたわ。


上からの命令で、笑いも織り交ぜないといけません。なのでボケとツッコミを設定し、ワタクシがツッコミを担当することになりました。ここでひとつ問題が出ました。ボケ役がボケたときに、なにでひっぱたくかということです。素手だと痛いということもありますので。


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ピコピコハンマー

音が少し迫力に欠けます。強めに叩くとかえって音が出ないという弱点も。


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スリッパ

音の迫力は申し分ないのですが、面積が小さいので当てにくいのが弱点。


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ハリセン
 
音は申し分ないのですが、こちらはコンパクトに振れないのが難点。


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メガホン

 やはりワタクシは”8時だよ全員集合”を子どものころに観た世代なので、いかりや長介さんが持っていたこれがいちばん好きですね。いい音しますし。ただこちらも実は一つ問題があるのです。


それは素材によって音が違うのです。ドン・キホーテなんかで売っているのは柔軟性がなくて、叩くと相手が痛いし音も出ないのです。いろいろ探し回ったのですが、これっていうのがなくて今回は諦めました。


というわけで今回はハリセンを自作することにしました。ちょうどいい大きさのを自分で作ればコンパクトなものになっていいやと考えまして。ハリセンを作るコツみたいなのがあるのですが、それを紹介します。 


用意するのはボール紙です。2枚用意します。2枚重ねて蛇腹に折っていくわけですが、きっちり折らないのがコツです。ボール紙とボール紙の間に空間があることによって、叩いても痛くないのにいい音が出るのです。


それともう一つ、ボール紙とボール紙の端っこをガムテープで留めるというのも重要ですね。こうすることによって小さくてもいい音が出るハリセンに仕上がります。ぜひこれからの忘年会や新年会シーズンの宴会芸に役立てていただければ幸いです。