出版元となる青林堂(東京都渋谷区)は取材に対し、「12月に、はすみとしこさんのイラストが含まれる本を出版することは事実だが、担当者が不在のため本の詳細については答えられない」と話した。
同社公式twitterによると、発売日は12月17日。予約を受け付けているamazonの売れ筋ランキングでは6日午後5時時点で、すべての本の中で4位、社会・政治部門1位となっている(1時間ごとの更新)。amazonの情報によれば、本は48ページで972円。「今ネットで最も熱い人物、はすみとしこの初イラスト集!」との内容紹介が記されている。
はすみとしこさんは9月、Facebookページ「はすみとしこの世界」に難民の少女のイラストを掲載。イラストには「何の苦労もなく生きたいように生きていたい他人の金で。そうだ難民しよう!」などの言葉が添えられており、SNSを通じて広くインターネット上に拡散すると「レイシズム(人種差別)ではないか」などの批判が沸き起こった。
「そうだ難民しよう!」の漫画家がイラスト集発売へ
この本の作者であるはすみとしこさんは日本から出ていってどこかの国に住まわせてもらえばいい。日本よりもいい国があるかもしれないから。日本がいちばん住みやすいから嫌だと言ったらそれは、じゃあ日本よりも東京ドーム273個分(当社比)住みにくい国の難民をああだこうだ言うなという話だ。
『そうだ難民しよう!』の刊行に抗議する共同記者会見が行われます。主催はヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会、のりこえネット。12月21日16時から参議院議員会館B103号室で1時間の予定。スタッフが議員会館入口で入館証をお渡しします。メディアの参加をぜひ。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2015, 12月 17
ただこのように政治家が議員会館でこのような記者会見をおこなうのはちょっとなあという感じだ。政治家が言論の自由に介入するというのは慎重であるべきだ。この本は論外であるのは間違いないが圧力で押しつぶすことがあってはならない。
要は出ても買わなければいいだけなのだから。日本国民はそういう良識は働く。ようは売れ残って出版社に大量に返本されりゃいいだけなのである。それを出版自体差し止めたら、きっと無数の被害者意識を持ったニンゲンたちがアンダーグラウンドに入り報復のために行動するだろう。
余談だが一つこのはすみとしこ氏に賛同する部分はある。シーシェパードに関しての記述だ。あの白豪主義団体だけは野放しにしてはいけない。反シーシェパード=レイシスト側みたいな短絡的な結びつけは勘弁ねがいたいものである。