KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

古舘伊知郎と40代のわれわれ

今週金曜日の東京MXテレビ「ニュースCROSE」で40代が注目したニュース1位が「古館アナ 報ステ降板へ」だった。ちなみに総合では2位。20代未満が20%で20代が15%、30代が16%、50代以上が10%なのに対して40代は39%というのだから比率としては結構なものである。


古館アナといえばやはりプロレス実況というイメージが根強く残っている。あそこまでプロレスに熱狂したというのはこのヒトの影響が大きい。”大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントを”一人民族大移動”と実況した言語センスはすごかった。


そして夜のヒットスタジオの司会も忘れることはできない。”夜ヒット”という番組は夜10時にやっていてちょっと大人な歌番組であった。カレが夜ヒットの司会をしていたときというのは、ちょっと背伸びしたい年頃とかぶるのである。


なのでやはり古舘伊知郎という存在は40代、特に男性にとってはカレの報ステにおけるスタンスも含めて、特別な思いみたいなものがあるのかなというふうに、ニュースCROSEを観ていて感じたのであった。