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頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

差別というものを科学的な理由で説明できるのか

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大分県佐伯市は12月25日、既に制作し、配布を予定していた冊子の配布を見送ると発表した。カレンダーに、大安や仏滅などの「六曜」を記載していたことが、配布中止の理由だという。

発表によると、市側は、六曜が現在でも多くの暦に記載されている一方、前時代的な迷信で人権問題の解決を阻むものとの指摘があると説明。「人権問題に関して、皆が思い込みや偏見を無くし、迷信や世間体にとらわれず判断する力を付けることが必要であると考え、啓発にも取り組んでいます」とした上で、六曜が記載されたカレンダーは、自治体の配布物としては好ましくないと判断したとしている。

六曜カレンダー「差別につながる」と大分で配布中止 なぜ?
六曜とは?

六曜は、暦上の日を、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぶ)・仏滅・大安・赤口(しゃっこう)の6種の吉凶日に分けたもので、中国に起源を発するといわれている。

大安は吉日とされて結婚が行われたり、友引は葬式に好ましくない日などとして、現在も広く行われているが、六曜の各日は、旧暦の(月+日)を6で割った余りという、単純計算で求めることができる。


「科学的な理由がない迷信が差別につながると、宮崎県の公式資料は指摘している。」か。それって同和問題とどう繋がるのか。まったくわからない。ならば逆に差別というのは、科学的理由ですべて説明できるのか。


言ってはなんだが、こんなものは一般大衆をバカ化させて、自分たちの思うように動かせるためにわざわざ抗議しているようにしかみえない。六曜というのは、古来からあるものであり教養として知っておくべきものではないのか。


それを踏まえてみんなで議論するのならともかく、初めから問答無用で削除させるのはいかがなものか。これは抗議する側だけではない。配布を止めた自治体にもいえることだ。抗議を受けたのならばまず最初にその内容を大衆に提示すべきではないのか。


そして抗議をした側は、なぜ六曜があるとヒトは差別をするのか、科学的理由をつけて説明してもらいたい。ただ声が大きいっていう理由だけで配布を止めたというのならば、それこそ多くのサイレントマジョリティをナメている。