KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ああNHKのカン違い

番組の「夕刊ベスト8」のコーナーでは「NHK紅白歌合戦 もう夜9時からでいい」と題し、日刊ゲンダイの記事を取り上げた。記事では、上智大学の碓井広義教授が、ジャニーズ事務所に集中した出演者であるという点、サプライズ感のないゲストが続いた点を指摘し「今後は夜9時からの放送で十分」という厳しい評価を下していた。

この記事を受けて、司会のふかわりょうからコメントを求められた岡本は、今回の「NHK紅白歌合戦」について「頑張ってるのは分かる」と一定の評価を示しつつも「こんな歌、聞いたこともねえっていう曲が結構あった」と苦言を呈した。

岡本夏生が「NHK紅白歌合戦」を厳しく非難「予定調和の紅白だった」 


この教授の指摘というのもどうなのかなって感じだ。なんでもジャニーズのせいにしておけばいいみたいなニンゲンってよくいる。そこでもう自己完結してしまっていて、ジャニーズに文句がいえる俺すごい感というのに酔ってるのだ。


じゃあSMAPや嵐やTOKIOより国民的に知られていてヒット曲を出していたにもかかわらず出場できなかった歌手がどれだけいたのか。それを言うならもうここ何年も「女々しくて」だけで出ているゴールデンボンバーの方がよっぽど問題だろう。若者は飽きているし、年寄りは名前も覚えていないわ。


要はもっと単純なチョイスの問題なのだ。年寄りが知らないような出場者ばかりだもの。年寄りは黙っていても受信料を払うとナメてかかった。そしてその下の世代に受信料を払ってもらおうとすり寄った結果、年寄りまで背を向けてしまったのである。 


うちの施設の年寄りなんかみんな結局途中で消して寝てしまったもの。みんな言ってたよ。知らない歌手ばっかだって。 年末はテレビしか楽しみがない年寄りを切り捨てるようなやり方。それってどうなのよNHKさんよ。


だいたい今年は「歌謡コンサート」も終わるというじゃないか。あの番組の施設内視聴率すごいんだよ。それで後継の歌番組は”ポップス”を増やすんだって?違うだろうと。だったら有望な演歌歌手を出して、その歌手に対する年寄りの認知度を高めればいいじゃないか。


若い世代は年末の楽しみ方もいろいろあるんだよ。その陰でテレビしか楽しみのないお年寄りだってたくさんいるわけだ。ふだんの番組は若い世代むけの番組もたくさん作ればいいよ。でも今までの歌番組と年末の楽しみを年寄りから奪ってやるなよ。それがみなさまのNHKじゃないのか。違うか?