KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

女性専用車両を遂行する側の欺瞞

 女性専用車両の車内表示を観察すると、下の方にあることが小さく書かれている。内容は障害者とその介助者は乗ってもいいというものだ。これに関して常々思うのだ。これって障害者をバカにしているよなと。

 そもそも女性専用車両というのは、痴漢から女性を守るために、設けられたものではなかったか。ということは、障害者は痴漢もどうせ出来ないのだから乗っていいよという風にとれやしないだろうか。

 そしてまた障害者には精神障害者だっている。女性専用車両に乗っている女性諸氏は、見分けがつくだろうか。中には勇ましい女性がいて、男性が乗り込もうものなら、怒って抗議してくる人がいる。そのヒトに対して精神障害者障害者手帳を見せたらどういう反応をするのだろうか。

 男性なのだけれども、性同一障害を持っているヒトがいる。同性が好きなのに、男性だから、痴漢をする可能性があるからと排除するのは、そのヒトを傷つけていやしないだろうか。

なので女性専用車両の車内表示は障害者だろうが、男はみんな乗るなというのが正しい。あくまで区別するというのなら、そこまでやるべきだ。一部の弱者男性を勝手に決めつけて保護することで、あたりを和らげようとするのは欺瞞である。