KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

一生どうでしょうしますはいまだに守られている。

水曜どうでしょう」は、北海道テレビ制作のローカル番組ながら大泉洋さんを全国区のタレントに押し上げた旅バラエティ番組。レギュラー放送終了後も数年に一度不定期で放送されている「新作」を楽しみにしているファンが数多くおり、昨年にも鈴井さんが「次の打ち合わせをしようか」とつぶやいたり(関連記事)、ディレクターの藤村忠寿さんが「俺たちがやりたい時に大泉君に東京の仕事があったら、東京の仕事をどけるだけ」と相変わらず強引なコメントをするなど、新展開への期待が高まっていました。

「水曜どうでしょう」新作にミスターが言及 「今までにない展開?」「やるからね絶対に!」

 そうは言ってもいまや大泉洋といえば、現在NHK大河ドラマ真田丸」に準主役で出演しているわけで、さすがの藤村ディレクターといえども、”どける”のは無理だろう。どうでしょうの新作は真田丸の収録が終わるころか。

しかし真田丸観たのだけれども、日曜日の真田丸のあとすぐに東京MXテレビで「水曜どうでしょうClassic」を放送しているわけだ関東圏では。 ヤンチャな弟を諌める兄を演じている大泉さんを観たあとに、四国八十八ヶ所めぐりの車中、藤村ディレクターの菓子パンを盗み食いする大泉さんを観るのは非常に感慨深いものがある。

当時リアルタイムで観ていたヒトは、まさかこの15年後に、その菓子パンを盗み食いしてスタッフと小競り合いしている若者が大河ドラマで準主役をやるなんて想像もできなかったであろう。 

しかしその若者は、年を経て有名俳優になった今も、その北海道ローカルの番組に出ようとしているのがすごい。いくら有名になるきっかけになった番組とはいえ。またその番組のディレクターも出させようとするところがまたすごい。