KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

市ヶ谷の変貌

 先日、約20年ぶりに市ヶ谷を訪れた。十年一昔とはいうけれども、それをもう1回重ねると大昔になってしまうのだなと感じた。それぐらい市ヶ谷は変貌してしまった。

 ご存知の方はご存知、ご存じない方はご存知ないとおもうが、そのむかし自衛隊にいた。高校を卒業してすぐのころである。その大部分を過ごしたのが、今はなき市ヶ谷駐屯地であった。今は防衛省となっている。

 市ヶ谷駅から駐屯地に帰るのには、左内坂という坂を登っていく。坂に入っていくところにいつもよく食べに行った中華屋があったのだが、それも今は無くなってしまった。途中にあったパク森カレーも。よく大根カレーを食べに行ったものだ。

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 しかし変わっていないのがこの建物。一見マンションにみえるが、実はお寺である。 そこからさらに上がっていくと住んでいた官舎がみえてくるはずなのだが。

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 なんとまだ官舎は残っていた。左側の建物だ。電気はまったく点いていない。どうやらいまは使っていないようだ。昔はここからフジテレビの建物が見えた。まだ河田町にフジテレビがあったころの話だ。 いまはマンションになっている。

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