KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

SMAPとして”私”を滅しなければならない難しさ

独立・解散騒動の渦中にあるSMAPが1月18日、一部生放送に内容変更となったバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)に5人そろって出演。今回の騒動について、ファンに謝罪した。


木村拓哉(43歳)

きょうは2016年1月18日です。先週から我々SMAPのことで世間をお騒がせしました。そしてたくさんの方々に、たくさんのご心配とご迷惑をおかけしました。 このままの状態だとSMAPが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、きょうは自分達5人がしっかり顔を揃えて、皆さんに報告することが何よりも大切だと思いましたので、このような時間をいただきました。


稲垣吾郎(42歳)

このたびは僕たちのことでお騒がせしてしまったこと、申し訳なく思っています。これからの自分たちの姿を見ていただき、そして、応援していただけるように精一杯頑張っていきますので、これからもよろしくおねがいいたします。


香取慎吾(38歳)

本当にたくさんの方々に心配をかけてしまい、不安にさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。皆さまと一緒にまた今日からいっぱい笑顔を作っていきたいと思っています。よろしくお願いします。


中居正広(43歳)

今回の件でSMAPがどれだけ皆さんに支えていただいているのかということを、改めて強く感じました。本当に申し訳ありませんでした。これからもよろしくお願いいたします。


草なぎ剛(41歳)

皆さんの言葉で気付いたこともたくさんありました。本当に感謝しています。今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、いま僕らはここに立てています。5人でここに立てたことを安心しています。


最後に木村が「これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします」と挨拶。5人は深々と頭を下げた。


 SMAPがスマスマ生放送で謝罪、木村拓哉「何があっても前を見て進みたい」

 彼らがどんな発言をするのか。テレビの前で注目していた。生放送でSMAPのメンバーが揃って一人一人話をすると聞いたからだ。唯一5人が揃うレギュラー番組であるから、そういう場としては、おあつらえ向きとも言えるだろう。

 一人一人それぞれに想いはあるだろう。でもそれを突き通すのは難しいほど彼らの存在は大きすぎた。 それが5人の発言をすべて聞いた上での個人的な感想だ。まだ心の中の整理もついていないであろうに。それでもファンのために、きちんと説明しなくてはという気持ちは伝わってきた。

 あそこまでするぐらいなら、あんな事務所に残らなくてもいいじゃないかって意見もあるだろう。でもあのタイミングでちゃんとファンに言葉を届けたのはあっぱれと言っておきたい。 納得いかないところはメンバーにもファンにもあるだろうけれども。