KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

介護福祉士国家試験の合格点ボーダーにまつわる話

 先日行われた第28回介護福祉士国家試験について。というか今回にかぎらず毎回いるのだが。筆記試験が終わって3月末の結果発表まで不安の日々を送ろうとしている受験者をさらに不安にさせようとデマを流すニンゲンだ。

 こいつらのやり口だが。受験者の集まるような掲示板に現れては、高得点である点を公表しては、不安です、受かるでしょうかと書き込みをするのである。それだけ採れば受かるに決まっているというのに。ひどいのになると、”信頼できる筋に聞いた話によると合格点のボーダーは去年よりだいぶ高くなりそうです”などと書く人間もいる。  

 なにが楽しくてそういうことを書くのか。デマを流すのは、すでに介護福祉士を持っているニンゲンであると睨んでいる。その優越感をさらに高めるために受験者を見下し弱みにつけこんでいるのだ。悪趣味もはなはだしい。

 そんなひまがあったら、ほかの勉強やっていろよという話だ。たかだか試験に1回受かったからといって、後に続く者に厳しい態度をとってチンケな特権意識を満足させるぐらいなら。なので受験者は惑わされてはいけない。仕事に従事しながら、60%以上正答したのだから自信を持つべきだ。合格すると信じるのだ。

 そもそも1回の試験で60%正答したニンゲンが介護福祉士になったからといって、介護福祉士そのもののレベルが下がるという言い分もありえない。本当に大事なのは、合格してから後のはなしではないか。そこから自分なりにどうステップアップするかが大事なのだ。

 それは仕事なり勉強なりで、いかようにも身につくものではないか。人数が増えたからといってレベルが落ちるというのは馬鹿げた話だ。そしてもし後に続こうとする者に対して、おまえらに資格はいらない。下働きだけやってろと考えているなら大いなる勘違いであるし、それこそレベルが低いとしか言いようがない。