前衛アングラ芸人・きぐるいツネちゃん(明智半平太)のブログ「昭和50年代少年のKOTOBASM」

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

厚切りジェイソンよ君はしょせんアメリカ人だ







15日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」で議論された寿司職人の徒弟制度の是非。ホリエモンこと堀江貴文氏がTwitterで「今どき、イケてるすし屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」と発言したことが話題となっていたが、ゲスト出演した厚切りジェイソンも「自分の力でスキルさえ磨けば、後々に自分だけでそういう立場(一人前の職人)になる」と、堀江氏の意見に同調していた。

また、厚切りジェイソンは、ビートたけしが「(師匠について)河岸に毎日顔を出さなきゃ、魚の善し悪しも分からない」と、徒弟制度の必要性を示したが、「調べればいいでしょう? インターネットに書いてある」と反論していた。

厚切りジェイソン、物議の徒弟制度は「自力で動ける自信のない人に相応しい制度」

 ホリエモンはともかくとして、厚切りジェイソンに関しては考え方がアメリカ人らしいなというのが正直な感想だ。しょせんは建国二百何十年の歴史しかない国の民の発想というのか。怒られるか。そんな発言をしたら。

 ではろくろと窯を用意して、インターネットで調べながら一人で試行錯誤すれば、いい茶碗ができるか。うるしのあるところと取り方と塗り方をインターネットで調べながら一人で試行錯誤すれば、 いいお椀ができるか。

 どだい無理だろう。テキストであろうと、画像であろうと、動画であろうと、2次元の情報だけでは限界がある。そもそも一流の職人になるヒントなんて、そうやすやすとインターネットに公開されるわけがないだろう。

 寿司だって同じだ。色んな角度から一流の職人のワザを見て、現時点での自分の実力とどう違うのか比べて、そこから試行錯誤していくのが、一流になるための大前提ではないだろうか。どうだろう。 

 センスだって大事なのはわかる。けれどもセンスというものほど脆く、実体の分かりづらいものもない。 センスという言葉の本来の意味である「感覚」とか「物事の見方や考え方」というのは、一流のワザを見て磨かれるものなのではないだろうか。

 苦労して修業をしているヒトを見ていると、自分にはできない事だと痛感するし尊敬する。頭の固いことを言っているだろうか。それでもいい。その固い頭でボボ・ブラジルみたいな頭突きができれば。