KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

東スポを元にさも事実のように伝えるジャーナリストってなんなのか

 ”悪い噂”というのは、生きていればどこでも遭遇してしまうものだが、東京MXのバラいろダンディで、金曜日のコメンテーターをつとめる水道橋博士が、悪い噂についてのトーク中にこんなことを話していた。

 以前、そのまんま東東京都知事選挙に出馬したときに、博士が選挙参謀だと東スポで報じられた。東スポじたい日付以外は誤報だからいいけれども、さらに週刊文春でジャーナリストの上杉隆がその事を書いたそうだ。

  そのおかげでNHKのレギュラー番組の関係者から、どこまで選挙に関与するのかなど聞かれ、入りこむようなら降板というところまで行ったらしい。芸人などテレビタレントは、選挙に出馬するという噂が出ると、キャスティングの段階で省かれるのだとか。

 こうなってくるとタレントとしては死活問題だ。問題は東スポみたいな、”嘘をオモシロオカシク書く新聞ということを多くのヒトがわかりきっているようなところ”の記事を元にして、週刊文春で事実のように書く上杉隆である。 

 ジャーナリストと名乗るのならば、きちんと本人に確認したり取材するなりしてから書くべきじゃないのか。そもそも東スポを情報源にするところがおかしい。本当だと信じて書いたのならホームラン級のバカだし、嘘だと知っていて悪意をもって書いたのであれば非常にタチが悪い。