いまでは信じられないと思いますが。でも本当なのです。昭和40年代から50年代にかけての話です。団地は建てられていても、入居を求めるヒトがそれよりもっといたのです。
そのころはどうやって団地の入居者を決めたのかというと、くじ引きでした。私という幼子を抱えた両親は、いろんな団地のいろんなくじ引きに参加して、なんどもなんども落ち続けました。
いまや団地なんて借りるヒト自体が少ないわけですが、そのころは若い夫婦が住むところを求めて団地を申し込んでいたのです。両親も当時は20代前半でした。
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