KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

なぜ”リベンジポルノ”しようと思うのか

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した十~二十代の女性の三割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが分かった。
 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人は二十日午前十時から東京都渋谷区のガールスカウト会館で開く「デートDV防止スプリング・フォーラム」で調査結果を報告し、予防啓発の在り方を話し合う。同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で性的画像をやりとりすることの心理的ハードルが下がっている」と警告している。

3割「性画像求められた」 10~20代女性、恋人から 
 じぶんは交際相手と別れたとき、いつも後悔と無力感に襲われて、そこからなかなか立ち上がれないタチなので、”リベンジしよう”というところに考えがいかない。立ち直れそうになったときには、そこでふっ切れてしまうのだ。

 またなんでそんなに裸や性行為の画像などを撮りたいのかも疑問だ。性行為なんていうのは、している最中はわからないが、客観的に想像してみると、あれほど無様なものはないし、記録に残してあとで見返してみようだなんて考えたこともない。

 もちろん画像を撮ろうと考えるのは、あとでリベンジポルノするためだなんて考えているヒトはいないだろうが、そんなものを残しておいても意味はないというところに転換させなければ。ましてやそれを復讐のために使おうだなんていうのはパワーの無駄遣いであることを、いまの段階で心に留めておくべきだ。犯罪だから。

 恋愛の失敗なんていうのは、結局は自分の力が足りなかったということなのだ。思いっきり泣くしかない。でもその力の足りなさなんていうのは、あとできっと克服できるものなのだから、悲観することもない。復讐なんて馬鹿げた行為である。