石原節が止まらなかった。
12日、五木ひろし(68)が新曲「思い出の川/九頭竜川」の発表会を開き、同曲を作詞した作家で元東京都知事の石原慎太郎氏(83)も登場。日本音楽界の現状に「今のシンガー・ソングライターは面白くない。教養のない連中が書いた、文章になってないのが多い」と毒づくと、話題は今年1月に出版した著書「天才」へ。
(中略)
番組で石原氏は登場するなり、中居正広(43)に向かって背後にズラリと並ぶ赤い服を着た女性陣を見て「なんなの、この人たち」とひと噛み。中居が「当時から、そういうふうに(田中は天才だと)感じられてたのか。それとも、この長い間政治の世界で歩まれた“今”の石原さんが感じられて書かれたのかな。どちらでしょう」と尋ねると、「あなたの言うこと、よく分からねえなあ」と不機嫌になっていた。
この日のイベントでも「(MCの中居正広が)訳のわからないことを言っていた。トンチンカン。2回怒りそうになったよ」と振り返った慎太郎。かなり根に持っているようだ。
石原慎太郎氏 SMAP中居正広に再び怒り「訳がわからない」
もう誰もがみな石原慎太郎を止めることを諦めたのだろうか。触れてはいけない地雷なのか。爆発を止めようとしたのだが、赤と青の回線どちらを切ろうか迷ったあげく、実はどっちも爆発することがわかってしまったのか。
別に加齢で衰えることじたいは仕方のないことだ。それ自体を揶揄するわけではない。ただ石原慎太郎のタチが悪いところは、その衰えを隠すために平気でヒトに毒を吐いてしまうところだ。毒を吐いておけば目先を変えられると考えているフシがある。
この記事のように中居君の質問内容が判明していればいいが、判明していない場合、番組を観ていないヒトが勘違いする。意識的にやっているならまだしも、衰えとともに無意識にやっているからよけいにタチが悪い。
まあ石原慎太郎の場合、黒シール事件でその底意地の悪さは証明されているわけだが。